卓球大会のDX(デジタルトランスフォーメーション)、肝はレーティング!

昨日のももち体育館での練習、お疲れさまでした。今回のブログ担当はくにです。

昨日は、男性10人、女性6人の16人、久しぶり大勢が集まりました。

私は2か月ぶりの参加で、他にも久しぶりの人がいて、昨日は何だか「同窓会」のような雰囲気でしたよ(実際、サークル掛持ちの人が多く、大会などは他のサークルから参加し、活躍している人も多いので、久しぶりのマイホームで元気な顔を見せる機会になっているかも)。お互い既に気心知れた間柄なので、後半のフリータイムも、ダブルスやシングルスが「阿吽の呼吸」で進行し、とても充実した時間でした。

自分が予告していたブログネタ「卓球愛好者のためのマッチングシステム! P4match(ピーフォーマッチ)に、i2U(イッツー)に」。自分、先月11月に初めてP4matchのHDK杯というのに出てみました(博多体育館武道室)。若い人ばかりかと、足が竦んでいましたが、行ってみると、確かに若い人が多いんですが、50代、60代の人も何人もいてホッとしました。

これを機に、P4matchのような「卓球大会オンライン運営システム」をネットでいろいろ調べ、また調べる中で、「レーティング」(評価指標)というものに出会い♡、掘り下げてみました。

対戦型の競技において使われるレーティングは歴史をさかのぼると、イロレーティング (Elo rating)(wiki)(wiis) だそうです。イロさんはアメリカの物理学者で、またチェスの名人だったそうです。1950年代に統計とか確率(期待勝率や勝敗比[オッズ])とかの数学を用いて、アメリカチェス連盟に提案したのが始まりで、改良などを経て現在に至っています。

イロレーティング の定義式をみると、これは相手との勝敗比[オッズ]を対数化(高校数学のlog関数)したもので、オッズが10(=11回対戦して10対1の勝敗比予想)に匹敵するレーティング差が400、オッズが100(=101回対戦して100対1の勝敗比予想)に匹敵するレーティング差が800という具合です。 [参考]数量の「対数化」で身近なものにデシベル(dB)(音圧10倍->20dB、音圧100倍->40dB)や、マグニチュード(エネルギー32倍->M1、エネルギー1000倍->M2)があります。(2024.12.17追記)

日本へは、例えばチェスー>囲碁・将棋と伝わりました。

卓球については、チェスー>アメリカ卓球協会(USATT)ー>日本というルートのようです。ただ日本においては、日本卓球協会(JTTA)では一度導入検討はしたけれど、実現しなかったそうな。代わりに、2000年頃から地域の卓球コミュニティが草の根になって一定の広がりをみせてきました(日本卓球レイティング推進協議会日本レーティング卓球協会(JRTA)TTポイントカップ、etc.)。なお、トップアスリートが参加する国際大会や全日本、Tリーグでは、イロレーティングを改良した計算方式が採用されているそうです(Fand!株式会社資料

そして2016年頃、P4match(ピーフォーマッチ)という「卓球大会オンライン運営システム」が民間で開発され、今の言葉で言うと「バズッ」たようです(一部ででしょうが)。WEBサービスなので、大会開催・PR、参加申込み、当日の大会進行(対戦表・タイムテーブル自動生成[審判者指定も含めてリアルタイムに刻々と]=>ちょっと近未来的!、ゲーム結果入力[審判者または主催者]、結果の共有)、参加費決済などが、スマホで楽にできます。そして何といってもレーティングのシステムが備わっています。

なるべくレーティングが近い人同士が対戦するようにできています(これがマッチング♡)。また、試合数は限られているので、大人数のリーグの場合、大会進行に伴い、リーグの中で勝ちが多くなってきた人は、同じく勝ちが多い人(強い人)と必ず対戦するようになっています(次の対戦表・タイムテーブルがダイナミックに自動生成される)(これは大相撲[確かにリーグ戦ですね]で、下の方の前頭の力士が白星続けていると必ずや強いやつと取り組まされるのと似てますね、そういう工夫・知恵がアルゴリズムに組み込まれています)。

大会終了時は、対戦相手のレーティングと自分のレーティングの差と勝ち負けの結果により自分のレーティングの増減が計算され(自分よりレーティングがかなり高い人に勝ったら大きく上がる、同じ位のレーティングの人に勝ったらある程度上がる、自分よりレーティングがかなり低い人に勝っても殆ど上がらない。負けの場合はその逆で、自分よりレーティングがかなり低い人に負けたら大きく下がる、同じ位のレーティングの人に負けたらある程度下がる、自分よりレーティングがかなり高い人に負けても殆ど下がらない、そしてこれらの総合で決まる)、更新されます。

レーティングの初期値はというと、基本、申告制です。P4matchに登録時、一応経験年数とか画面で選ぶと、目安のレーティングに導かれますが、手入力で修正も可能です。

私は経験だけは長く( ´∀` )、地域の大会には長年出ているので、「3年以上」を選んだら、1300となりました。ネットで調べると、1300はなんと上級に近い方のようだったので、手入力で1100に修正しておきました。そして11月のHDK杯初参加時、3つのリーグの真ん中のリーグ2に割り当てられたんですけど、どう見ても皆さん格上で、私は5戦全敗(のっけに格上リーグの洗礼を受けたわけです笑)。レーティングは78ポイント下がって1100→1022。12月のHDK杯2度目の参加では一番下のリーグ3に割り当て。2勝3敗でしたが、レーティングは141も下がって1022→881。きっと、レーティングまだ低いが伸び盛りの「クラブ中学生女子」に負けたからでしょう( ;∀;)  私くらいの者は900辺りに収束するのでしょうか。まあ900台キープを目標に頑張ります。新年あけて1月、筑紫野市近郊大会に参加し、リーグ3で4勝3敗、レーティングは55上がって881→936と900台に復帰しました。こうやって、自分のレーティングを励みにできるのですね。でもイロレーティングは完全に「相対評価」なんです。例えば、客観的にみんなが一様に上達して(絶対評価的な部分があって)も自分のレーティングは上がらないのです。このことは念頭においたほうがいいですね。(2025.1.14追記)

それから、みんなのレーティングはクラウドで管理されているし、日本全国、いつでもどこでもユビキタス。先日の大会では、東京から出張中に参加してみた人や、九州旅行中に寄ってみた若者もいましたよ。拍手で大歓迎でした。醍醐味の一つですね。ふと、昔利用していた「ユースホステル」のミーティングを思い出しました(自己紹介が緊張しました笑)。

ブログ書いているうちに疲れました笑。

今年7月、P4matchと似たシステムが現れました。その名もi2U(イッツー)。i2U含め、現在ある卓球大会オンライン運営システムをネットでいろいろ調べましたが、後日、表などにして追記しておきます。

システム 運用開始 開発元 特長、備考
P4match(ピーフォーマッチ) 2016年 P4match株式会社 (ゲーム等)プログラマで、卓球愛好者でもある塚原清文さんが開発

レーティングは大会終了時に更新

バトミントン、ソフトテニス、空手にも対応!

Labo Rating(ラボレーティング) 2021年 株式会社LaboLive 卓球大会の配信サービスを行っているLaboLiveが開発

自分のレーティングの遷移がグラフに出る(1試合毎にも更新)

i2U(イッツー) 2024年 株式会社i2U 元「卓球王国」副編集長の佐藤祐氏(ゆーくん)が起業した会社

YouTubeで、ゆーくん自身も上級者に見えます

対戦相手のレーティングも見れる

スマホアプリもあり

ピンポンマップ 2024年 株式会社 PING-PONG COMPANY レーティング付き

スマホアプリ(業界初)

※ただいまβ(ベータ)版

4match.net 2020年頃 世田谷区卓球連盟で大会運営用に作成したシステム

きっと連盟の世話人の中にITに長けた方がいて、きっとボランティアで開発されたのでは思います。素晴らしいです!

大会プログラム・記録の作成(試合結果は都度[主催者側で]入力され、WEBで共有される)や選手管理ができる

レーティングは無し

master@4match.net に尋ねましたが、一般公開しているので自由に使ってよく、もしバグや改良点があったら知らせてほしい旨の回答でした

みなさん、試しに使ってみては!

参考にした情報:ナニワ卓球道の「関西で卓球のレーティング大会に出てみよう!

それぞれの良さを生かして、是非とも融和的に(レーティング互換、相互乗り入れの可能性なども[鉄道のフリーゲージのように難題はあっても])発展してもらいたいですね!(2024.12.12追記)

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(今後の自分[自称理科担当]の番の予告)

・コントロールとトレランス(許容)について ー> 書くのに気力が要りますww ー> 小論文みたいになるかも?

・真空中(空気抵抗ゼロ)では卓球はどうなるか? ー> 止めとくか?ー>止めときます笑

etc.

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コメント

  1. むら より:

    初めのレーティング高く設定すれば上手い人と試合できますね😁

    • くに より:

      そうですね
      でも、多くがそうしてしまうと、レーティングのインフレが起こったりするそうですよ
      逆に、多くがレーティングを過小に申告してしまうと、デフレに。